賞状には、最後に必ず、会社印や組織印である角印や代表者印や社長印である丸印を押印する必要があります。これは、その賞状に対し、間違いなく贈呈者が贈ったという証となります。

押印を行なう場合には、まず、角印と丸印の違いを理解しておく必要があります。まず、角印とは会社名のみが彫ってある正方形の四角い印鑑のことを指します。そして、押印することによって会社が認めた内容という意味合いを持ちます。

それに対して丸印は実印や代表者印とも呼ばれ経営者が会社の代表として認めた内容という意味合いを持っています。

賞状で最後の仕上げとして押印する場合には、まず、最下部に押すことになり、全体では左下がその場所に当たります。押印を行なうことによって賞状全体の雰囲気が変わることとなり、全体的にも締りが出てきます。

押印は贈呈者名の下に押すのが基本となります。押す場合の注意点としては贈呈者名の中心に合わせることが大事なこととなり、また、贈呈者名の下に、触れるか触れないかの位置に押すようにします。

この場合、贈呈者名と重なっても問題はありませんが、中心に関して守る必要があります。他に、印の大きさにも注意をする必要があります。

通常の大きさは3㎝程度のものがほとんどですが、中にはサイズが大きなものもあります。特に、贈呈者名の下にスペースがない場合などには戸惑うこともありますが、このような場合には贈呈者名に重ねて押印をします。

ただし、賞状の枠柄と重なってしまうとバランスの悪い賞状になってしまうために注意が必要となります。

押印は、押し方やその位置1つで賞状に締りがでたり、バランスが悪くなってしまったりすることがあり、押印をする場合には注意して行うことが良い印象のある賞状をつくることにつながります。