履歴書を持参したり郵送する際には、その折り方についてよく考えなければなりません。

できれば全く折らずにサイズの合った封筒へ入れるのがベストなのですが、場合によっては難しいこともあるでしょう。

そのためもしも履歴書を折る必要性が出てしまったならという観点から、できるだけマナー違反にならない折り方を心掛けていきましょう。

まず結論から述べると、履歴書は二つ折りにしておくのが無難です。

二つ折りとなるとちょうど市販されている履歴書と同じ状態ということになり、事実上売られていたときよりも折るべきではないのが正しい解釈です。

真ん中に折り目ができるように、丁寧に折りたたみましょう。その際自分の写真や名前が外側に来るように折るのが理想です。

では何故二つ折りが推奨されるのかと言いますと、単純に受け取った側への配慮からです。

履歴書は一度に多数の人の分を管理する必要があるため、なるべくその手間を邪魔しないような折り方にしなければなりません。もちろん折り方だけで選考から外されることはないでしょうが、そうした思いやりが多少心象に影響するのは間違いありません。

そして本来書類は多くのものがA4サイズで統一されている特徴があり、履歴書は二つ折りにしておくとそのA4かそれに近いサイズになります。よってまとめて管理する際に手間を省く手助けができるというわけなのです。

三つ折り以上となるとサイズが小さくなり過ぎ確認が大変になりますので、余程の理由がない限りは避けたほうが賢明でしょう。

ただし選考に関係のないところで履歴書の提出を求められたのであれば、三つ折りでも問題ないこともあります。

履歴書によっては最初から三つ折り前提の折り線が入ったものもありますから、状況を考慮して臨機応変に折り方を変えていきましょう。

ちなみに折っていない状態や二つ折りの状態では、一般的な長封筒には入れることができません。

郵送する場合は少し切手代金が多めに掛かってはしまうのですが、角型A4封筒か角2号封筒を用意すると安心です。一緒に覚えておきましょう。